武術実用法と散手 

   このホームページは、NPO法人大阪太極拳協会の「武術実用(散手)」コースの練習内容を紹介するものです。 ☞ 大阪太極拳協会ホームページ 
   このコースでは、中国武術の実用法を中心に練習しています。

   伝統的な中国武術は基本功を学んだ後、套路、対練、散手へと進み、各種の練功法を合わせてブラッシュアップして行くという訓練体系をとっていました。
   しかし現在は武術に対するニーズの多様化から従来のやり方にとらわれず、様々なかたちで楽しまれています。とりわけ太極拳では生涯スポーツ・医療体育として健康法の側面が大きくクローズアップされていますし、長拳や南拳も表演武術としての套路の練習が中心になっています。
  しかし中国武術には様々な興味深い格闘技術が含まれており、これに関心をもって学びたいというニーズも少なくありません。このため武術実用(散手)のコースでは武術の実用法や散手を中心に練習して套路の理解や護身に役立てることを目的としています。

練習のカリキュラムは基本功、招法(格闘技法)の習得、散手、套路実用法で構成しています。

基本功とは

基本功は招法に必要な打撃技術や靠法を単独または相対で練習します。 

招法とは

招法とは中国武術の格闘法、いわゆる柔道や空手で言う「技」の練習です。 

散手とは

散手は自由に技を出し合って習得の度合いを確認しあう練習方法で散打ともいいます。

套路実用法とは

套路実用法とは武術の套路に含まれる各動作の実際の使用法を抽出して行う相対練習です。